矢沢永吉が愛したベースギター
キャロル時代の矢沢永吉が弾くベースラインが大好き。
キャロル、ビートルズを聴いてベースを始めたオレにとって、最高のベーシストは今でも矢沢永吉とポール・マッカートニー。
矢沢永吉がベースを弾いてたキャロル時代は、2年半ほどしかなく、使ったベースギターも少ない。
んで、矢沢永吉が愛したベースギターの遍歴を、わかる限りで。
オレ、エーチャンじゃねえし、本当のことなんか誰もわかんないから、ホンマでっか?のノリでヨロシク
(ネットからちょいちょい写真パクってますけど、ゴメンナサイ!)
そもそも、エーチャンはボーカリストを目指してたワケで、もともとベースを弾きたかったワケではない。
「キャロル」の前身「ヤマト」のそのまた前身「イーセット」というアマチュアバンド時代に、現NOBODYの木原、相沢両氏がギターとしてメンバーにいて、バンドのレベルアップのため、他のメンバーを切ってしまい、んじゃ、オレベースやるわ~のノリで始めたらしい。
最初は、KAWAIのギターに無理矢理ベースの弦を張ってたんだって。
しかしこの形、もう既に「琵琶ベース」の原型だね。
エーチャンはビートルズバカだから、キャロル結成時あたりに手に入れたのが「ヘフナー500/1」
このベース、もしポール・マッカートニーが使わなかったら、今頃存在すらしないだろうねえ。
ショートスケールで、音に重量感が無く、ホロウ・ボディのため、すぐハウリング起こしてしまう。
しかも、キャロルがデビューした1972年当時は、ハードロック全盛で、「おいおい、バイオリンベースかよ~(笑)」と言われた時代なはず。本当にビートルズ好きだったんだね。
貫いたところが矢沢永吉だ(笑)
エーチャン使っていた70年代に入ってからのヘフナーは、ポールが使っていた60年代初頭のモノとはだいぶ違ってたようで、ダブルコイルのハムバッキングだったピックアップが、シャークフィンと呼ばれるシングルコイルのものに変わっており、だいぶ図太い音が出るようになっていたようだ。
こんな高級品、触ったこともないから、まったくわかりませんけどね~~(笑)
ここでメインで使われていないワケわかんないベースを紹介。
ELK社の通称バイキングベースと呼ばれているオリジナルベース。
キャロルのファーストアルバム「ルイジアンナ」のジャケットに堂々と写っている。
なんじゃろね?コレは?
ATG映画「キャロル」?NHKのドキュメンタリー?どっちかわかんないけど、ファンキーモンキーベイビーのメイキングのシーンで思いっきり弾いてるし。
これがまたいい音してるしね。
これ、オカッパ頭のエーチャン。
ネット見てると、世の中にはこれを持ってるキャロル好きの人もいるんだね!
スゴイ!本数もほとんど無いだろうに、立派に存在するんだね!
どんなモノなのか、一度弾いてみたいもんです!
このベースについて、詳しいこと知ってる人がいたら、教えてください!
もう1本、メインで使われなかったベースを紹介。
フェンダー・ムスタングベース。
映画「番格ロック」にキャロルとして出演して演奏するシーン
ATG映画「キャロル」?NHKのドキュメンタリー?どっちかわかんないやつの中で、タンクトップ姿で歌詞の決まってないファンキーモンキーベイビーを演奏してるシーン
そのくらいしか確認できない。
エーチャンは、撮影用で与えられたヤツと語ったそうだけど?
ヘフナーの後、キャロルでメインとして使用したベースの中で、オレが一番好きなフェンダー・プレシジョンベース。
これは、東京赤坂にある矢沢永吉オフィシャルショップ「DIAMOND MOON」にディスプレイされているモノホン
カッコイイ!!
ピックガードは当時からはずされてる。
使い始めの頃は、ちゃんとついてたんだけどね。
「やっぱプロはフェンダーだぜ!」って喜んでるエーチャンが目に浮かぶね!
いつかどっかで、ピックガードが割れてひっかかってるような状態になってる写真を見た記憶がある。
多分、じゃまくせえなって感じで、むしりとっちゃったんだろうね。
ステージ前に日本酒口に含んで、ベースに吹きかけてたってくらいだから、雑に使われてたんだね(笑)
サウンドはゴリゴリした重低音で、オレはコレが一番好き。
使用期間も一番長い。
どうしてこの頃のプレシジョンベースって、絶対手が触れないところにフィンガーレストがあるんだろね(笑)
1974年頃に、フェルナンデスが手あげたんだね。
今でいうシグネチャーモデル。
当時そんなもんグレコの成毛滋のレスポールモデルくらいしかなかったはずだから、エーチャンはうれしかったはず。
とりあえず、フェルナンデスのジャズベースを使ってみたようです。
そしてその感想が「重くてデカくて使いにくい」だったことから、エーチャンの意見を聞きながら、あの琵琶ベースが生まれたんだね。
フェルナンデスの変形ベース(現行型番:YB-75)
琵琶というか、しゃもじというか、興味の無い人には、まったくワケがわからないカッコいいとは思えないシロモノだが、オレにとっては、最高にカッコイイベースギター、純粋な「矢沢永吉モデル」だ。
ロック&ロール!
キャロルのラストツアーが始まる直前の、1975年1月19日、日大講堂コンサートからこれを使い始めたとのことなので、解散までの使用期間もほんの3か月程度。
だけど、1975年4月13日ラストライブでは、このベースを持つエーチャンが強烈な印象を残すよね。
そもそも、これを持ってカッコよくキマルのは、世の中に矢沢永吉しかいないでしょ。
ネ!
2009年頃、オレもこの琵琶ベースを所有していたんだ。
今は手元に無いけれど・・・
この頃、また欲しくて欲しくて仕方がなくなってきた!!
次の機会には、琵琶ベースについて、もっとオタクしてみようかな?
キャロルいいな~キャロルよお~~♪
では、また!
by crazyday | 2013-05-20 00:59 | Guitar